アットマークテクノは、主に組み込みコンピュータやIoT関連製品を開発・製造している国内メーカーです。2001年に「Armadillo(アルマジロ)シリーズ」を発表して以来、産業機器、通信機器、家電製品など幅広い分野で利用される組み込みシステムを提供しています。
組み込みプラットフォームArmadilloは、Armプロセッサ搭載・Linux OSプリインストールの「IoTゲートウェイ」と「CPUボード」からなる製品シリーズです。ユーザーが自由に開発したアプリケーションを書き込むことで、監視・制御・通知など様々な機器やソリューションを実現できます。PoCとしての利用はもちろん、試作開発した内容をそのまま量産製造することも可能な産業用途向けの製品で、各種サービス・サポートも充実しています。
設備・機器・センサーとの通信やエッジコンピューティングなど、目的に合わせたアプリケーションを開発し本体に書き込むことで、オリジナルのIoTゲートウェイを実現できます。エッジAI処理に対応する高性能モデルから間欠動作に対応する省電力モデルまで幅広く展開しており、シリーズによってはモバイル通信モジュールや無線LANモジュールの搭載有無を選択することができます。
コネクタが実装済みでそのまま使えるシングルボード型と、小型・薄型で自由に拡張設計できるモジュール型のモデルをラインアップしています。シングルボード型はUSBやLANなどの主要なコネクタを標準搭載しており、すぐに製品に組み込むことができます。モジュール型は拡張ボードを開発することで基板形状やケーブルの引き出し位置などを自由に設計できるので、筐体に合わせた製品を作ることができます。
アットマークテクノが提供するArmadillo専用ディストリビューションです。LinuxベースのOSで、コンテナ管理機能やソフトウェアアップデート機能などを搭載しています。
開発が簡単なだけではなく、安全性の高いIoT機器を構築することができます。
ABOSを搭載するArmadilloシリーズはデバイス運用管理クラウドサービス「ArmadilloTwin」に対応するため、長期の安定運用をサポートする環境も用意されています。
ArmadilloBaseOS搭載のデバイスをリモートから運用管理することができるクラウドサービスです。様々なタスクをリモートから実行できるようになり、OSアップデートもダッシュボードからの操作で行えるので、稼働中のデバイスは常に最新の状態を維持できます。バグ修正やセキュリティ対策などのメンテナンスのほか、機能追加や設定変更、アプリケーションのアップデートなども行えるため、設置現場に出向くことなく計画的・効率的なDevOpsを実現します。
遠隔稼働監視 | 死活監視、アプリケーションコンテナ稼働状況、 CPU使用率・温度/メモリ使用率、ストレージ寿命、モバイル回線電波強度、モバイル回線基地局の位置情報[※]、アラートメール |
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遠隔操作 | ソフトウェアアップデート(OTA)、任意コマンド実行、ソフトウェアバージョン確認、設定変更、グループ一括実行、スケジュール実行 |
個体管理 | デバイス登録(デバイス証明書を利用)、ラベル付け、デバイスグループ化機能 |
ユーザ管理 | ユーザーの追加/削除、ユーザー権限の設定 |
お知らせ | セキュリティアップデート、システム障害通知 |